Do you try?

昼は起きてて、夜は寝る!  No.71
アーユルヴェーダでは、「昼寝ると油性が増え、夜寝ないと乾性が増える」といわれます。

昼寝は身体に油性を増やします。
油性は、「重」という性質を持つため、体に「重」を増やす、つまり体重を増やします。心にも「重」が増えるかも知れませんね。心が重くなったら・・・想像できますよね。
また、油はからだに滋養を与えるため、病人や妊婦さん、子供、老人、からだをとても使う重労働者は昼寝をすると回復します。これらの方、または夏のとても暑くて体力を消耗する時を除き、一般には昼寝は病気を引き起こすもとになります。

夜寝ないと乾性が増えます。
今度は「寝ないと」ですので、間違えないでね。
夜寝ないとヴァータという風のエネルギーが増え、身体を乾燥させます。どこかに痛みがある方や肌荒れとか気にされる方はちゃんと夜寝てくださいね!
睡眠が足りないとヴァータの影響により、老化が早く進みます。ですので万年寝不足の方、よ〜く鏡を見たり同年代の方と比べてみてください。ひとよりちょっと老けていませんか?あぁ怖いですね。
また、精神も休まらないために本来の自分ではないようなことを考えてしまい、いちにちを快適に過ごせません。

昼寝る時の注意点
前出の特別な場合を除き、昼寝は厳禁ですが、どうしても眠い場合は、食事の前に寝ること。食後に寝ると消化吸収を悪くして、からだにアーマ(未消化物)を身体に作る原因となり、これがやがて病を引き起こします。この理由より、夜寝る時も食後すぐはいけません。
また、横になって寝ないこと。ぐっすり眠り過ぎないためです。
疲れているときなどは、椅子に座って15分ぐらい目を閉じてください。

夜寝る時の注意点
深い睡眠を得るために、環境に気を配ること。音、色やあかり、香り、温度、風通しなど。
食後3時間はあけること。
カファの終わり頃の時間帯(おおよそ22時頃)に眠りにつくこと。だいだい22時〜2時頃はピッタの時間帯です。この時間に質の良い睡眠を得られるとピッタの作用により、美肌が作り出されます。
からだに適度に油分が与えられるため、からだもこころも潤います。
だから、睡眠時間を削らなければならないときは、この時間帯だけは眠りを確保し、朝早起きしてやらなければいけないことをするのです。こうするほうが眠い・疲れているのにだらだらと遅くまで起きて何かをしているより効率がいいのです。
でもやはり体が疲れやすいヴァータ体質の方は8時間。いつもきびきびして攻撃しやすいピッタ体質の方は状況により6〜8時間、眠るのが大好きで家にいるのも大好きなカファ体質の方は少なめの6時間。これぐらいは睡眠時間を確保できるのが理想です。
2005/10/31

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