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サフラン(Crocus sativus)  No.59

スペイン料理に代表されるパエリアや、フランス料理のブイヤベースに欠かせないサフラン。これは日本でも「血の道」に対して強い働きをしてくれると知られるハーブです。
学名からわかるように、クロッカスの雄しべからとられます。ベニバナが間違ってサフランと呼ばれたり、料理で黄色く色がついているのはサフラン色素ではなくターメリックだったりしますので、ご注意くださいね。

すべての組織要素、特に血液に作用し、代謝全般に加え、循環器系および女性の生殖器系を活性化(催淫剤でもあります)します。この高価なハーブは少量でも充分その力を発揮してくれます。

生理痛や月経不順、更年期障害、不妊症、貧血などに悩む女性には強い味方になってくれるでしょう。
精神面ではヒステリー、鬱病にも適応されます。

牛乳やシャタヴァリ(インドアスパラガス)、アンジェリカその他のハーブに加えると強壮作用を促進してくれたり、食物が組織深く同化されるのを助けてくれます。

私はこれはホットミルクに入れて飲むことが多いです。料理に使うときは、乾燥した状態なので水やお湯などに浸してもどしてから使用したり、煮込み料理には乾燥したまま手ですりつぶして一緒に煮込んだりします。
サフランのクロシンという成分には、お酒を飲んでも悪酔いさせない成分があるようです。

50年近く前の話です。私の祖父は、祖母が悪性貧血、胃ガンになったときに借金をしてこのサフランを買い求めたそうです。紙の包みに丁寧に包まれていたサフランはほんの数本。それでも祖父は祖母に元気になってもらいたかったのですね。

<注意>少量では毒性は認められていませんが、大量に撮ると皮膚からの出血、腎障害など、5gのサフランは流産を起こすという報告もあります。ちなみに写真が1g無い状態ですので、5gといったらそうとうの量になってしまいますが(^-^; 
2005/01/06

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