入浴!
No.49
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お風呂にはいることも、アーユルヴェーダではアヴァガハ・スヴェーダという浄化療法のひとつにあげられます。適切な時間、適切な温度で入浴することは身体にとって、とても有益なことです。これを間違えると、病気の原因になったりもします。
入浴の効果<チャラカ・サンヒター(総論5章)からの引用です> 入浴は体臭、重感、身体的無気力、皮膚の掻痒、不潔物を取り除き、食欲を昂進する。汗、好ましからぬ外貌を除き、身体を清潔にする。 ということが書かれており、何千年も前から入浴は身体にイイ!ということが言われているわけです。
さて、では注意事項をあげると ・食事後3時間は経ってから入ること、極度の空腹状態の時はNGです ・発熱しているときはNG ・食欲不振、消化不良、腹部膨満感のときはNG(これはアーマによって引き起こされる状態とも言えます。もし、アーマにより、このような状態の場合は入浴で改善されることがあります) ・頭部(顔を含む)は熱い湯で洗わない。 など。
頭部は温めてはいけない場所です。もし、頭部に熱い湯を使った場合は、脳内の中枢神経を不必要に刺激するため、目や脳に悪い影響を与えると言われます。
また、皮膚疾患のある人、イライラしがちな人、目が充血している人などは絶対に熱いお湯に浸からないでください。このような症状のある方はすでに血液が悪化している可能性があるため、熱い湯はさらに血液を悪化させるのです。暑い日に熱いお湯は気をつけてくださいね。
寒い日に冷たいお風呂に入るとヴァータドーシャやカファドーシャを悪化させるので入らないように。この2つのドーシャの特徴は「冷」ですので、よけい身体が冷えます。それだけではなく、身体に悪影響を与えるかもしれません。と、まぁこれはアーユルヴェーダを知らなくてもお解りですね(^-^; ・・・・でも、身体に火照りのある人とかには有効な場合が有ります。
入浴剤は入浴する人、季節、時間、様々な状態により変わります。書き出したらきりがない(超大作になってしまう)ので、そのうち気が向いたら書きます。 ただ、一般的な知識としてヴァータ体質の人には塩(を基材として精油を混ぜる)やハーブやスパイス、ピッタ体質の人には牛乳(を基材として精油を混ぜる)やハーブ、カファ体質の人はハーブやスパイスがお勧め。かな。
大きく深呼吸しながら、ぬるめの温度にゆっくり浸かりたいです。できたら半身浴。その際は手から肘までは湯船に入れません。
毎日、お風呂に入っている人の肌は違いますよ!シャワーで済ませている人に比べて、肌の輝きというか、透明感があります。
また、私達セラピストは絶対、お風呂に入らなければなりません。「御祓」ですから。
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2004/12/02
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