3点マッサージ
No.38
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冷たい風が吹き、乾燥が激しくなってきました。本来、秋は夏に蓄積されたピッタが溢れて悪化すると言われていますが、この乾燥した風はまさにヴァータを悪化させます。
乾燥した風に吹かれてお肌がかさかさ。恐ろしいですね。 ところで、肌をケアしようというときに顔ばっかりせっせとお手入れして、ボディや頭皮は知らん顔になっていませんか? 肌が露出している部分はもちろん、隠れている部分にも潤いを与えてください。
アーユルヴェーダでは3点マッサージをすすめます。 頭、耳、足の裏の3点は毎日油を塗ることは強壮・若返りとして認めます。 人間は年齢が進むとヴァータがあがってきます。だから乾燥肌になったり、関節がもろくなったりするんです。それをくい止める・遅らせるのが油マッサージだと言われます。 ヴァータの鎮静は若返りの為には、どうしてもやらなければならないことなのです。
<用意するもの> ・ごま油 一度100℃まで熱して、冷ましたごま油を使用します。1回に5cc〜10ccあれば充分です。 ・敷くもの カラダの下に敷くビニールやタオルなど。 ・ビニール袋または靴下 足の裏に油が付いているので、その足で歩くと家中がべたべたになってしまいます。近くにビニール袋(これを履くので、2枚あると便利)や捨ててもいいような厚手の靴下を用意して、塗り終わったら履いてください。
<やりかた> 1.500円玉ぐらいの大きさ程の量の油を手に取り、両手で少し温めて、頭皮に塗って少しマッサージします。髪の毛に塗るのではなく、あくまでも頭皮がメインです。 2.手に残った油を耳に塗ります。このとき、耳の穴の中に綿棒で油を塗るのも、とてもいいです。 耳はよく揉みほぐしてください。はじめは痛いけれど、徐々にすっきりしてくるのが感じられます。 3.頭と同じぐらいの油を手に取り、両足の裏に塗りつけて、マッサージします。
・だいたい時間は全部で10分ぐらいです。 ・油を塗った後は、足湯をしたり、こたつに足を入れて温めることをお勧めします。AYVでは油を塗ったらその後は温めるというのが基本です。 ・時間としては空腹時が一番良いです。 ・油を塗ってから、しばらくすると油が浸透するので、できたら時間を15分以上おくと、とてもいいです。このときに温めるといいですね。
・頭 頭皮が弛むので、緊張が解け、顔の筋肉がリフトアップし、顔色が良くなります。 ・耳 耳が温まり、血の巡りが良くなります。耳にはツボが集中しているので、常に耳を揉むのはとても良いことです。顔色が良くなり、透明感が出てきます。 ・足 足が軽くなり、疲れがとれて軽快感がうまれます。足の裏は目に繋がっていると言われ、目の疲れがとれ、輝きが出ます。足の裏は丁寧に揉んであげてください。
朝、シャワーを浴びる方は10分早起きをして、朝食前にこの3点マッサージを行ってみてはいかがでしょうか。 夜はテレビを見ているときなどに3点マッサージを行い、その後にお風呂でカラダを温めると安眠が得られます。
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2004/10/16
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