ココロのアーマ
No.36
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誰かから言われたことでいつまでも忘れられずにくよくよしたり落ち込んだり、怒ったり・悲しんだりとすごく反応したり。やたらと人の行動が気になったり。ちょっとしたことでココロが過剰に・過剰に反応したらココロにもアーマが溜まっているかもしれません。
以前より「アーマが溜まると」ということを書いていますが、カラダだけではなくココロにもアーマが溜まると言われます。 カラダにアーマが溜まると、ココロにもアーマが溜まる。 ココロにアーマが溜まると、カラダにもアーマが溜まる。 アーマが溜まって、詰まりが起きてどうしようもなくなったら発病します。 だから体調が不調の時に精神的に落ち込んだり、精神的なショックを受けると寝込んでしまったり。 今日はココロのアーマを解消法を紹介します。
アーマとは 腐敗臭のする、どろどろした、粘りのあるもので日本語で「未消化物」と訳します。食べ物や気持ちを上手く消化できないと、未消化物となり体と心に留まって、流れを悪くするもので、病気の原因とされます。
原因は 人ぞれぞれで、言うべき言葉を飲み込んでいたり、寝不足だったり、疲れすぎていたり、カラダにアーマが溜まっている、聞きたくない言葉や音を聞いたり・見たくない物や言葉を見たり、暑すぎる・寒すぎるなどの外から刺激を受ける等々。いわゆる西洋医学で多発して言われる「ストレス」を受けると溜まってきます。 (余談ですが、アーユルヴェーダではストレスという曖昧な言葉はその状況により別の言葉で説明がつきます。AYVでは「ストレスだから仕方がない」という意味が曖昧な状況はあり得ないのです。)
解消法としては 早寝早起きをする。仕事の都合などでどうしても無理な場合は、せめてなるべく同じ時間に起きたり寝たりすることを心がけてください。 食事時間や睡眠などリズムを守って生活をする。 できるだけ新鮮な物を食べる。加工食品やファストフードは控える。 喫煙はしない。飲酒も控える。 愛情のこもった料理を食べる。一人暮らしでも、心を込めて作った料理を食べる。 悪口や悪い言葉を言わない・聞かない。 悪い映像を見ない。 悪いことを考えない。 不潔にしていない。整理・整頓をする。 感謝の気持ちを持つ。常に「ありがとう」と言う事を心がける。 適度に運動をする。 一人の時間を持ち、自分と対話する。 静寂な時間や気持ちを持つ。瞑想をする。 などです。
特に「静寂な時間を持つ。瞑想をする」は大切で、ココロのアーマ解消に効果も大きいです。 ココロのアーマがとれると精神力が強くなり、何事にも過剰に反応しなくなります。許すこと、気にしないことができるようになります。精神的な衝撃を受け止める・跳ね返す・気にしない強い心を持つことができます。他人の行動を気にしなくなります。 「病は気から」そうしたら、カラダもキレイになってきますよ。
ところで、本当に食事は大事なんですよ。キレやすい子(人)は本人自身が問題と言うこともあるけれど、きちんとした食事をとらせていない大人(本人)にも問題があるのです。アーマを溜めないように、ラジャスをあげないように生活させてあげてください。
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2004/10/12
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